よくある質問

Q&A

雇用保険

うつ病により遅刻や欠勤が多く、会社の業績も悪いため、退職することになりました。子どもはまだ小さく、生活費や養育費をどうすればいいか途方に暮れています。(40代、男性)

うつ病のため退職になってしまうとのこと、お見舞い申し上げます。経済的な困窮が病状を再燃させてしまうのではないかと憂慮されます。つきましては、「雇用保険」を申請しましょう。
「雇用保険」とは、一般的に「失業手当」とも呼ばれ、それまでの給与の5-8割が1年間支給されます。就労できない場合は最長3年間まで支給されます。支給対象となるのは、退職となるまでの2年間のうち1年以上、雇用保険に加入していた方です。倒産や解雇の場合は退職となるまでの1年間のうち半年間以上加入している必要があります。
支給の申請は、退職して4週間以内に管轄のハローワーク(公共職業安定所)で行いましょう。職場の発行した「離職票」、「雇用保険被保険者証」、身分証明書、写真、印鑑、預金通帳などが必要になります。
ただし、退職後に傷病手当金を継続受給している方や病状回復していない方は受給できません。失業とは、「就職しようとする意思といつでも就職できる能力があるにもかかわらず、職業に就けず、積極的に求職活動を行っている状態にある」と定義されているためです。したがって、躁うつ病や統合失調症の治療中に受給する場合は、精神障害者福祉手帳または就労可能である内容の「主治医の意見書」が求められます。規定の書式があるため、ハローワークの窓口へお求め下さい。
また、雇用保険を受給すると、離職者を対象の公共職業訓練を受けられます。これは離職者が再就職を速やかに行えるよう、都道府県や独立行政法により、新たな知識や技能を身につけるために設けられたものです。3ヶ月~1年ほどで、ビジネススキルやホームヘルパーなどを学べるようになっています。
詳しくは、管轄のハローワーク、病院の精神保健福祉士、身近の社会保険労務士へご相談しましょう。速やかな就労と安定した継続を応援しております。

〒104-0061 東京都中央区銀座5-1-15-5階

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